テロメアについて
こんにちは、北野です
前回の記事でテロメアって何?という
状態だったと思いますので、
今日はテロメアについて書いていきます。
といっても、テロメアって
聞きなれない言葉ですよね。
テロメアは染色体の末端に付いている
キャップのようなもので、
らせん状になっている大切な遺伝情報を
保護する役目を担っていて
細胞が分裂する度に
どんどんと短くなります。
人間の細胞は1個につき
50~60回しか分裂できず、
ある一定の長さまで
テロメアが短くなってしまうと
染色体を保護することができなくなり、
細胞が死んでしまうと考えられています。
人間の体は約60兆個の細胞からできており、
それらが新陳代謝といわれる
細胞の生まれ変わりを行うことで
若々しさを保つことができるのですが
年齢とともに、
細胞の生まれ変わる働きは低下し、
生まれ変わった新しい細胞の質も
徐々に低下してしまいます。
これが老化です。
ですので、このテロメアを
保護することが出来れば、
細胞分裂の寿命を延ばすことが
できるのです。
例えると、
使い古してべろべろに開いてしまった
歯ブラシを
熱湯と冷水につけて新品同様の形に戻す
この歯ブラシが、長年連れ添っている
肌細胞で、熱湯と冷水が
テロメアを保護する成分です。
形状記憶を呼び覚ます成分かもしれません。
この使い古した歯ブラシは
熱湯と冷水に浸けなければ
すぐに捨てられる(死んでしまう)
運命ですが、
熱湯と冷水によって
使える寿命が少し延びたわけです。
この染色体についているテロメアを
保護できる成分で
最近ポピュラーになってきたものが
あります。
化粧品に含まれていたり
サプリメントになっていたりするので
聞いたことがあるかもしれません。
それは、レスベラトロールという
抗酸化物質でポリフェノールの一種です。
レスベラトロールは、
テロメアを保護するため、
細胞は質を落とすことなく
代謝を行なうことができます。
また、レスベラトロールは、
サーチュイン遺伝子を
活性化させる働きがあります。
一時話題になった
サーチュイン遺伝子の研究で
人間に近いアカゲザルでの実験が
ありました。
普通のエサを与えたアカゲザルと
ビタミンやミネラルなどを保ちながら、
摂取するカロリーを
30%減らしたアカゲザルとで
見た目や血液検査などを比較しました。
人間の年齢で例えると70歳の
アカゲザルですが、
カロリー制限を行ったアカゲザルは、
皮膚や毛並みに色つやがあり、
白髪やしわも少なく
非常に若々しく見えました。
また、若返りホルモンの値が高く、
脳が活性化し、そして細胞レベルも
活性酸素による損傷が少ないことが
明らかとなり、カロリー制限と
サーチュイン遺伝子活性化の
関係性が立証されたのです。
このサーチュイン遺伝子のスイッチを
レスベラトロールはオンに出来るのです。
(30%のカロリー制限と
レスベラトロール摂取が同じ効果がある
という実証がされたということです)
そしてレスベラトロールを摂ることが
細胞を若々しく保つ効果を
生み出すといえます。
このように、テロメアを保護し
サーチュイン遺伝子までもオンにできる
抗酸化物質のレスベラトロールを
摂らない手はありません。
*レスベラトロールには
ほかにもたくさんの効果があります。
ここでは、深く掘り下げませんが
・認知症に対する効果
・放射線障害に対する効果
・アンチメタボ
・乳がん予防
などです。
レスベラトロールが
テロメアという古びて毛先が外を向いた
歯ブラシの形を戻してくれる
お湯と冷水なのです。
テロメアは染色体を保護するキャップです。
テロメアが短くなれば老化が進むわけですから
進まないようにテロメアを保護できる
レスベラトロールを摂ることで
エイジングケアの効果が
出やすくなるのです。
そして、前回の記事のまとめになりますが
テロメア保護成分摂取と
あなたの普段のお肌のお手入れと
頭蓋骨・骨格調整を
バランスよく取り入れていただくと
効率よくコストパフォーマンスも良く
手間も少ないのに
結果が出るエイジングケアが出来ます。
ぜひ、あなたもこの情報を使って
少ない手間で効率よく
エイジングケア対策してくださいね。
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