漢方養生学的熱中症対策

 夏の暑い運動場で 

ガンガン氷の入ったスポドリを飲むのと 

室温の麦茶を飲むのでは

 どちらが体には良いでしょう? 


以前、都内某高校で 

親御さんと先生がた向けに 

漢方養生学講座を開催しました。


 その高校の運動部の顧問の先生も

 講座を聞いてくださって 

野球部の顧問の先生は

 怪我の多い部員を憂慮して

 室温の麦茶を飲むよう 指導したそうです。



 その後、怪我をする部員が減り、

 運動パフォーマンスも上がり 

翌年念願の甲子園に出場することが

 出来たとのことでした。


 また同高校のサッカー部も 

野球部甲子園出場の翌年 

全国大会に出場したそうです。 


 この熱中症対策の大きなポイントは

 氷を入れないことです。


 熱中症対策として 経口補水液や

スポドリを飲む機会も 増えますが、 

甘い飲み口のものは

喉が渇いていると 飲みにくいため、

どうしても冷たくしようと

 氷を入れてしまいます。 


ですが、ここは敢えて常温の麦茶で。  


麦の性質は涼性で体の熱を下げてくれます。 

また、麦茶はカフェインが入っていないので 

体にやさしい飲み物です。


 氷入りの冷たいものを一気に体に入れると 

アドレナリン全開の戦闘態勢になり 

大量の汗が出てきます。

そうするとまた水分を欲して

 悪循環が起こるのです。


 また、甘いものを摂るのであれば 

はちみつレモンやはちみつ黒酢のように 

酸味のあるものを足すと


 血液の循環が良くなりますので 

体の回復が早くなりますし


 体を涼性にするスイカやキュウリ、 

トマトなどを運動後に食べれば 

うまく体の熱を下げていくことが出来ます。  


高校生のように激しい運動をしていない 

大人の私たちは、もっと氷の影響を

 受けてしまいます。


暑くなってきて、胃腸の働きが落ちたと

 感じることが増えているのに

冷たいビールばかり飲んでいませんか? 



湿度が上がると食欲も落ちやすいですし

 冷たい水分を沢山摂り胃液も 薄まってしまいます。 

 ついつい冷たいものを摂り 胃腸が冷えてしまい

 胃腸を守るために おなかに血液が集まってきて

 頭の血が少なくなり 脳貧血を起こすこともあります。  


漢方養生学的熱中症対策は

 運動中の水分補給は 室温の麦茶

 運動後はスイカに塩、 キュウリに味噌、

 トマトはお好みの味を食べる 


 これで決まりです。

バランスビュー匠

靭トレ(ケア靭トレ) 川崎エリアアドバイザー 頭が痛いけど薬をのみたくない PCやスマホで首肩がだるい 楽器を演奏したり、 調理作業で手を酷使しがち、 頭痛、目や手指の疲れなど、 指先手先の作業から全身に起こる疲労を 独自のトレーニング法でケアしていきます。

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